無濾過や原酒生酒などの日本酒の名前は蔵元の拘り続けた製法を表している

無濾過や原酒生酒などの日本酒の名前は蔵元の拘り続けた製法を表している

専門店ではないスーパーなどでも色々な日本酒を置いているところがありますが、ラベルを見ているとそこには無濾過や原酒生酒などの文字を目のすることも多くなっています。
無濾過は、しぼりたての味わいを楽しむことができる日本酒の造り方の一つになるのですが生酒や原酒なども同じです。
生酒は、加熱処理が行われていないもので通常2度行う火入れを1度も行っていないのでしぼりたての新鮮な香りおよび風味を楽しめるので冷やして飲むのがおすすめです。
原酒は上槽後加水調整を行っていないお酒で、アルコール度数が高くて味わいもふくよかといった特徴があります。
無濾過は、文字通り濾過が行われていない日本酒になるわけですが、品質管理が困難などの理由から従来は酒蔵に行かないと飲むことができませんでした。
最近では、品質管理手法が向上したことから市場で流通されるようになりましたが、日本酒の銘柄は蔵元がこだわり続けた製法を意味するものです。

日本酒を出荷する時期には式のある環境が重要

日本酒を出荷する時期には、日本古来の四季が大きく影響しています。
米がとれるのが秋口ですが、それ以降に仕込むことが多いのが日本酒の特徴です。
寒い時期に仕込むことで酵母菌がゆっくりと糖分をアルコールに変化させ早ければ1か月後の、10月頃から出荷され始めます。
逆に夏のような暑い環境だと酵母菌の繁殖が進みすぎてしまい、美味しいお酒を造ることができません。
季節に応じて作られているからこそ、美味しくなるという点は自然がくれた贈り物なのです。
貯蔵せずその年に作られたものを「新酒」と呼び、新米を利用していると「新米新酒」と呼び味わいも荒々しく切れのある味わいになります。
貯蔵したものは、まろやかな口当たりになり香りも華やいだ印象になります。
これは酵母菌が香りを作るためのものと、樽で熟成させ寝かせることで落ち着いた味になるからです。
お酒ができると火入れをしてこれ以上の発行を止めますが、火入れをしていないお酒を生酒と呼び炭酸感を味わえます。